独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業 『FM797京都医療福祉ラジオ』

”e-Voice”4min.

放送日時:
毎週土曜日AM6:55/7:55
放送開始:
2010年9月
制作者:
NPO京都コミュニティ放送
パーソナリティ:

番組について

e-Voice(”e”の由来は『良い/いい』『体験(experience)』『医』・・・) 介護、看護、福祉にまつわる「元気が出るお話」「生の声」「体験談」をご紹介します。 このコーナーは、今までお互いのつながりが持てなかったお年寄りや障害を持つ皆さん及びその家族の皆さんが、ラジオを通じて様々な体験、知識、情報などを共有して、お互いに励まし合い、もっと楽しく元気になって頂くための時間です。また、リスナーからの御意見もご紹介していきます。 【現在、ラジオ番組の放送放送は行っていません。】


◆2012年1月7日放送
◆歩行訓練士 吉川(きっかわ)やすこさん(聞き手:FM797京都三条ラジオカフェ 時岡浩二)

 私は島根で視覚障害の方をサポートしている歩行訓練士の吉川やすこです。ある視覚障がいの女性がお化粧に興味をもたれ、お化粧品を一緒に買いにいったことがありました。メイクをして「わぁ~きれい!」とと言われた、その女性のお顔がパーッと明るくなりました。その後、他のことにも前向きに取り組まれるようになりました。この時メイクの力を感じました。

 ケアメイクはリハビリテーションの基本的な考えにたって行われるものだということです。
生徒さんの納得・満足が第一。ただし、客観的に見て美しくなっていなければ、そのままハッキリ生徒さんに伝えます。その上で生徒さんのこれまでの方法や得意な感覚をいかして、美しくなる方法を一緒に考えていきます。

 また、病院などで、初めて身障者手帳や視覚障がいに特化したサービスをすすめられる時に、戸惑いや抵抗感を感じられる方もおられます。このような時に、ケアメイクのような、生活に近い情報提供から入ると、抵抗感の少ない導入につながるのではないかと思います。

 山陰地方を中心に、ケアメイクの魅力を伝えていきたいです。
「誰々さんは見えないのにお化粧してすごい。」という段階に留まるのではなく、「誰々さんはキレイですてき!お化粧もきれいにしてるのね」という、お化粧して美しくなった女性が受ける本来の評価を得て、本当の自身につながるケアメイク。その存在を伝え、その力を実感していただけるような活動をしていきたいです。
ケアメイクでキレイになった方の存在そのものが、社会への啓発となり、より適切な理解につながると思います。
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